ラニカイ・ブルーイング・カンパニー|カイルアタウンのブルワリー

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのスニフターグラス ビールを飲む

オアフ島の人気タウン「カイルア」

世界的に有名な二つのビーチ、カイルアビーチラニカイビーチで知られるこの町には、玄人好みのクラフトビールが飲めるマイクロブルワリーがあります。

それがラニカイ・ブルーイング・カンパニー(以下:LBC)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのロゴ
旧テイスティングルーム入り口に貼られた大きなロゴ

LBCの特徴は大きく四つ

  • ローカル産のフルーツや食材にこだわる
  • 乳酸発酵・熟成のサワーエールに力を入れている
  • 樽熟成のビールにも力を入れている
  • イーストにこだわりあり
ラニカイ・ブルーイングのブルーマスター(醸造責任者)のスティーブさん。
醸造所でクラフトビールの製造方法を語るSteveさん(2019年)

オーナー兼ブルーマスターのSteve Haumschildさんによれば、創立メンバーの多くがカイルア在住、すばらしいビーチがある、舌の超えたクラフトビール愛好家がたくさんいることなどが、カイルアでブルワリーを立ち上げた理由とか。

参考サイト(英語)
Beer in Hawaii, Brewery in Planning – Lanikai Brewing Company
FROLIC,  Something new: Lanikai Brewing Company

旧テイスティングルーム

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのテイスティング・ルーム
旧テイスティングルーム(2015年)

オープン直後は上の写真に写る看板すらなく、見つけるの苦労しました。

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのテイスティングてんルーム
ありし日の様子(2015年)

この頃のオンタップは常時3〜5種ほど。

10人も入れば狭く感じる大きさながらも居心地がよく、試飲して気に入ったビールをグラウラーで買って家に持ち帰る。そんな感じでした。

今もスペースは残っています(2019年)

タップ&バレルのオープン後は基本クローズし、イベントやツアー以外では入れくなっています。

ただ、このスペースの根強いファンが多く、何らかの形で再オープンさせることも検討中とのこと(2019年3月27日情報)

醸造スペース

醸造スペースにならぶ醸造槽やマッシュタン
ここでビールが造られています(2019年)

旧テイスティングルームの隣が醸造スペース。

ビールを発酵させる醸造槽(ファーメンター)や、麦汁を造るための樽(マッシュタン)がところ狭しと並んでいます。

たくさんのケグが積まれています(2019年)
モルトが入った袋も山積み(2019年)
樽でぶくぶく熟成中(2019年)
副原料にライチを使ったMr. Sun Cho Lee(2019年)
旧テイスティングルーム裏手のハマクア湿原

タップ&バレル

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのタップ&バレル
外観(2017年)

2017年10月、 旧テイスティング・ルームから歩いて数分の場所にパブ「タップ&バレル」がオープン。

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーの店内
40人くらい入れそうな開放的なパブ(2017年)

常に生ビール(10種以上)+瓶ビールを楽しめます

オーダー&バースペース(2019年)

LBCのビールだけでなく、ゲストタップ(他ブルワリーのビール)も飲めるようになりました。

グラウラーとステンレス製のマグカップ(2019年)
ロゴ入りTシャツもたくさん(2019年)
壁に描かれたウォールアートもおしゃれ(2019年)
テイスティングって楽しい!(2019年)

代表的なクラフトビール

モク・アイランドIPA(ABV 8.1%、IBU 75)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのモクアイランドIPA

定番ビールの一つ。レイの素材として人気の高いピカケの花が副原料。インペリアルというだけあって苦味は重厚。控えめながらしっかりとした甘味。

当初は808アイランドIPAという名前でしたが、商標登録の絡みで途中から名前が変更。

ピルボックス・ポーター(ABV 6.5%、IBU 45)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのピルボックス・ポーター

定番ビールの一つ。ハワイ産とタヒチ産のバニラが副原料。ふわっとしたバニラの香り、甘みと苦味のバランスも絶妙です。

ラニカイのカイバリッジ・トレイル(ピルボックス・トレイル)にあるトーチカ(戦跡)の通称がつけられたポーター。

ルート70セゾン(ABV 7%、IBU 28)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのルート70セゾン

定番ビールの一つ。ハイビスカスの花とオヒアレフアの蜂蜜が副原料。控えめな苦味、クローブやペッパーのようなスパイスの香り。

ラニカイを走るザ・バスのルート70番の名前がつけられた真っ赤なセゾン。ラベルにはラニカイの入口にあるランドマークが描かれています。

フォーエバーサマー(ABV 5.3%、IBU 2)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのフォーエバー・サマー(POG)

パッション&オレンジ&グアバ(POG)が副原料のベルリナー・ヴァイス。限定ビールです。

オレンジの爽やかな香りと酸味にグアバのほのかな苦味。飲み口がさわやかで。うだるような暑い日にピッタリ。

ラバー・スリッパー(ABV 6.2%、IBU 20)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのラバー・スリッパ(ユズ)

ハワイ島の柚子が副原料のサワー。限定ビールです。

想像を裏切らない柚子の風味にくせになること間違いなし。

フアラニ・ストロベリー・サワー(ABV 6.5%、IBU 6)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのフアラニ・ストロベリー・サワー

ハワイ島のイチゴが副原料。限定ビールです。

ほのかなイチゴの甘みと酸味がとても飲みやすいサワー。

クウイポ(ABV 9.6%)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのクウイポ(ライチ)

ライチが副原料のインペリアル・ゴールデンエールをフレンチオークのシャルドネ樽で熟成。限定ビールです。

紹興酒のような不思議な味わい。

モモナ(ABV 10.8%、IBU 70)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのモモナ

カカオとココナッツが副原料のスタウトを樽で熟成。限定ビールです。

アルコールのきつさが少なく、まろやかなココナッツ風味とカラメルっぽい甘さが特徴。デザート感覚で飲むビール。

カイマナ・ダブル・インペリアル(ABV 5.5%)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのカイマナダブルIPA

2017年夏、カイマナビーチで育ったハワイアンモンクシールの名がつけられたダブルIPA。限定ビールです。

モルト感とフルーツ感が濃厚で、飲みごたえのあるビール。

マラサスタウタ(ABV 11.2%、IBU 70)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのマラスタウタ(レナーズのマラサダ)

超人気B級スイーツ「レナーズのマラサダ」が副原料。

コーヒー豆の香りづけに使ったバーボン樽でスタウトを熟成。限定ビールです。

アルコールの風味が鋭いからか甘めながらも後味はさっぱり。マラサダ感はありません。

ワイルド・エールズ

ラニカイ・ブルーイングのワイルドエールズシリーズ

ハワイ産のイーストで醸造。情熱とチャレンジ精神が生み出したシリーズです。

採取地はキラウエア(ハワイ島)、ハマクア湿原(オアフ島)、ノースショアのマンゴーの皮と様々。

イチゴ、塩レモン、マンゴー、ライチー、ピーチなど、様々なフルーツを贅沢に使っています。

その他

他にも、パッションフルーツ、シトラス、スリナムチェリー、パイナップル、タンジェロ、文旦、アサイベリー、サトウキビ、ターメリック、タロ、ブレッドフルーツなど、様々な素材を使ったビールを限定で楽しめます。

今どんなビールを飲める?を調べる方法

Untappd(アンタップド)

ラニカイ・ブルーイング・カンパニー店内のモニター

「Lanikai Brewing」で検索後「Tap & Barrel by Lanikai Brewing Company」をタップすると、オンタップ中の全てのビールを知ることができます。

利用する際はサインインする必要がありますが、FacebookアカウントでのログインでもOK。

参考サイト(英語) Untappd

店内のモニターにもUntappd情報が表示されています。

Instagram(インスタグラム)

@lanikaibrewingで検索すると、新しいビールのリリース情報、醸造中のビール情報、イベント情報などを知ることができます。

最初はUntappdで何が飲めるかを調べて、何度か行った後は、Instagramで最新ビールをチェックして飲む、といった使い方がオススメ。

FacebookでもInstagramと同じような情報を見ることができます。

参考サイト(英語)Instagram

ビールの値段

テイスター

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのテイスターサイズ

ちょっとずつ色々味わいたい場合は4oz(118ml)サイズで。 定番ビールは2.75ドル、限定ビールで3〜4ドル位。

スニフター

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのスニフター

がっつり飲みたい場合は10〜12oz(296〜355ml)のスニフターサイズで。

定番ビールは7ドル。限定ビールで8〜10ドル前後です。

グラウラー(詰め替え用の容器)

グラウラー(クラフトビールの詰め替え用容器)

フレッシュな生ビールを持ち帰ることができるグラウラーの場合、スニフターで飲むのと比べ値段は半分以下と圧倒的にお得。

64oz(1.89L)のレギュラーサイズなら、定番ビールは16ドルで限定ビールは24ドル。

半分の量のハーフグラウラー32oz(946ml)サイズだと、定番ビールは8ドルで限定ビールは12ドル。

グラウラー(クラフトビールの詰め替え用容器)

【グラウラー】ハワイのクラフトビールを生で持ち帰る1つ目の方法

瓶ビール

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーの定番瓶ビール3種

スーパーやABC マート等で22oz(651ml)サイズの瓶ビールを買うことができます。

写真の定番ビールで10~12ドル。季節限定ビールだと16〜24ドルくらい。ワインを1本買うイメージでしょうか。

ワイキキからLBCへの行き方

「The Bus」交通費を節約したければ


ハワイがほこる公共交通機関。ワイキキ出発(シェラトンホテル)の場合、渋滞がなければアラモアナ乗継で1時間~1時間半ほどの距離です。

ワイキキからアラモアナ・センターまではNo.19、20、42、8、Eバスで15分程度。No.66、67に乗り換えたら、さらにカイルアタウンまで45分程度。

1日券(往復)で5.5ドル、片道利用で2.75ドル。価格重視なあなたに一番おすすめの方法。

参考サイト(英語)TheBus

「Uber」さくっと移動したければ

カイルアタウンからワイキキ(シェラトンワイキキ)まで、uberXだと片道30〜50ドル(時間帯によって価格はかなり変動)

アプリを使えば、行きも帰りも簡単に車を手配できます。バスに比べれば高くつきますが、利便性重視なあなたにはおすすめの方法。

遅くまでゆっくり飲んで、Uberでさくっと帰るとすごい楽!

参考サイト(日本語)Uber

「レンタカー」自由に動き回りたければ

お酒を飲まずに運転してくれる貴重な友人がいたり、ぐっと我慢してくれる相方がいる場合は レンタカーがおすすめです。

レンタカーならカイルアビーチにも行けるし、カイルアから東海岸をぐるっと南下すればハワイカイ・マリーナのココパブ(コナ・ブルーイング・カンパニー)ぐるっと北上すればカネオヘのイヌ・アイランド・エールズに立ち寄ることも可能。

ハワイでビールを飲もう|ワイキキ郊外の美味しいブルワリー

シェラトンワイキキに泊まっている場合は、ホテル内のAVIS(シェラトンワイキキ)がおすすめ。エコノミータイプの車種を丸1日レンタルすると、保険+税込みで84ドルくらい(2018年5月調べ)

参考サイト(英語)AVIS

営業時間と定休日

営業時間:11時〜22時

定休日:なし

クリスマスと元旦のみクローズ。

ハッピーアワー

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのビールメニュー

ホノルル・ビアワークス同様、ハッピーアワーはありません。

基本はパイントグラスではなくスニフター12oz(355ml)でのサーブ。1杯7~10ドルと割高に感じるかもしれません。

ハワイ産の旬な素材をふんだんに使っていることに、どれだけ価値を見出すかでしょうか。

まとめ

ラニカイ・ブルーイング・カンパニーのカウンター
  • 人気のカイルアタウンにあるLBCのタップ&バレルでは3種の定番ビール+様々な限定ビールを楽しめます
  • 3種の定番ビールはモク・インペリアルIPA、ピルボックス・ポーター、ルート70セゾン
  • LBCの特徴は大きく三つ
  • ローカル産のフルーツや素材を旬の時期にうまく使っている
  • 乳酸発酵・熟成のサワーエールに力を入れている
  • そして樽熟成のビールにも力を入れていること
  • Untappd(アンタップド)とInstagram(インスタグラム)でLBCのビール情報をチェック!
  • いろいろ試したければテイスター(4oz)、じっくり飲みたければスニフター(10〜12oz)、持ち帰りたければグラウラー(64oz、32oz)がおすすめ
  • スーパーやABCマート等で瓶ビール22ozも売ってます
  • LBCへの行き方は価格重視ならザ・バス直行ならuber自由に動き回りたければレンタカーがおすすめ
  • ハッピーアワーはありません
  • 定休日はありませんが、クリスマスと元旦は休みなので注意!

LBCでビールを飲んだ後は、マウイ・ブルーイング(カイルア店)へハシゴもあり!

マウイ・ブルーイング・カンパニーのカイルア店

マウイ・ブルーイング・カンパニー|カイルアタウンにオープン