2016年12月、カカアコのクイーンストリート沿いに「アロハ・ビア・カンパニー(以下アロハ)」が再オープン。
参考サイト(英語)BEERINHAWAII Aloha Beer Company Re-opening in Kakaako
2012年、ニミッツハイウェイ沿いに一度オープンしたものの、ほどなくしてクローズしてしまいました。再オープンしたという情報を聞きつけて行ってみたらびっくり。ビールと食事のクオリティーの高いこと高いこと。
凝りすぎたクラフトビールが増えている中、モルトの味を丁寧に生かして、すっきりと飲みやすいシンプルなクラフトビールを造る。そんな印象のあるブルワリーです。
そんなアロハの雰囲気、定番ビールや食事、ワイキキからの行き方などを紹介します。
カーポート(店外)

アロハに足を踏み入れて最初に目にするのが、このカーポート。オープンスペースでとても開放的な空間。ゆったりとした気持ちでクラフトビールを楽しめます。
タップルーム(店内)
店内に入ってすぐのバーカウンター。
バーカウンターの左端、”ORDER HERE”と書かれたサインがある場所で注文します。

バーカウンターで飲む場合はサーバーさんが注文を取ってくれます。わざわざ注文しに行く必要はありません。
なかなかサーバーさんが来てくれない場合は、じっと熱い視線を送りましょう。

バーカウンター後ろのテーブル席はこんな感じ。

おしゃれなバーのような雰囲気。カクテルもあります。

ビールのタップとパイントグラスがずらりと並んでいます。
クラフトビールのオンタップ情報
ブロンド(ABV 4.8%、IBU 20)

とりあえずの1杯におすすめのブロンドエール。
ライトでのど越しすっきり。モルティーで苦味もしっかり。シンプルな味わいだからかIBUの数値以上に苦味を感じます。
ギミー・ブラックピルス(ABV 5.5%、IBU 28)

モルティーでやや酸味あり。すっきりした飲みごこち。穀物好きにはたまらないジャーマン・ブラックラガー。個人的にはこれが一番好み。
クイーンストリート・ピルス(ABV 5.2%、IBU 30)

日本でおなじみのラガースタイル。飲みなれた味です。ややモルティーでキレのあるジャーマン・ラガー。
サラダやさっぱり系の食事とのペアリングがベスト。
ヘフェヴァイツェン(ABV 5.7%、IBU 12)

アガベ(リュウゼツラン)のシロップが副原料のヘフェヴァイツェン(小麦ビール)。
しぼったライムの酸味がさわやかで、ビアカクテルのようなビールです。
ワイマナロ・ファームハウスエール(ABV 5.4%、IBU 24)

味わい深くもグイグイ飲めるファームハウスエール。ほのかなリリコイ(パッション・フルーツ)のような後味。
レッドツェッペリン(ABV 6.8%、IBU 62)

ホッピーかつモルティーなレッドエール。
ステーキにあわせるとホッピーさが薄れてモルティーさが際立ちます。
ポートロック・ポーター(ABV 5.8%、IBU 27)

モルトのロースト感とシャープな味わいが絶妙なポーター。
すっきり飲めて、ステーキなど肉料理とのペアリングもおすすめ。
ヴィエナ・ラガー(ABV 5.6%、IBU 25)

とっても軽くて、モルティーさが口の中でフワッと消えます。あとを引かないスッキリ系。
タイニーバブルズ・ブリュットIPA(ABV 7.4%、IBU 22)

パンチの効いたグレープフルーツ風味が印象的。すっきりとキレのあるブリュットIPA。
フルーツループス(ABV 7.8%、IBU 40)

鼻腔をくすぐるホッピーな香り。口当たりふわっとまろやか。濃厚ながらもキレのある辛口。これまた美味しいダブルIPA。
ホップレイIPA(ABV 6.4%、IBU 70)

口当たりがとってもまろやか。最初にふわっとした甘味が来て、後から甘味がじわっとくるウエストコーストIPA
ミサンスロープ(ABV 9.5%、IBU 75)

甘濃厚。後半にアルコールがガツンとくるフルボディーなインペリアル・スタウト。食後にちびちびと味わって飲む締めのビール。
今どんなビールを飲める?を調べる方法
公式WEBサイト Aloha Beer Co. Our Beer
定番ビールのスタイル、ホップ、モルト、イーストや副原料など詳細を知りたければ公式WEBサイトがおすすめです。
Untappd(アンタップド)

公式WEBサイト未掲載の限定ビール、ビールのオンタップ情報を知るならこのアプリがおすすめ。
アプリの使い方はオアフで飲みたいビールを調べる方法|公式WEBサイト+無料アプリ4選も参考に。
2019年9月現在、2018年10月で情報更新がストップしたままです。残念ながら最新情報は入手できません…
インスタグラム(@alohabeercokakaako)
ビールのリリースやアロハでのイベントなど、最新情報をいち早く知りたければここ。
生ビールの値段
テイスター(フライト)
アロハに来るのが初めてならテイスターがおすすめ。4oz(118ml)で$2.5〜3.5ほど。
実際に飲んでみないと好き嫌いは分からないので、色々試してみましょう。ちなみにテイスターのセットがフライトです。

あっという間に空になること間違いなし。
ハーフパイント

テイスターじゃ物足りないけどパイントは多すぎ。それならハーフ・パイント(写真左)がおすすめ。
パイント(写真右)より割高だけど、お腹いっぱいになりすぎない丁度いいサイズ。
ほどほどに色々飲めます。8oz(236ml)で$4.5〜6ほど。
パイント

飲みたいビールが決まった場合はパイントでじっくりと。16oz(473ml)で$6.5〜7.5ほど。
ごくたまに20oz(591ml)サイズのパイントが登場します。
ロゴ入りのグラス付きで最初の1杯のみ$10。2杯目以降は$7.5〜8.5ほど。
グラウラー
グラウラー(詰め替え用の容器)なら、フレッシュな生ビールをたっぷり持ち帰れます。
グラウラーって何?という方にはこちらもおすすめ。
ビールとの相性がよい食事もオススメ

食事も絶品。特にビーフステーキ($30)がおすすめ。
ミディアムに焼かれたステーキは柔らかくジューシー。優に二人分のボリュームで食べごたえあり。価格もお手頃。

ミートボール・プレート($15)も間違いのない一品。トマトの酸味と肉のほろほろ感がたまりません。

スモークした豚肉とチーズフォンデュのセット、スモーク・ポーク($24)。カリッと焼かれたバゲットとチーズフォンデュのコンビが最高。

厚切りフライドポテトにカレー&キムチがたっぷりとかかったステーキフライ・カレー味($9.5)もおすすめ!
参考サイト(英語)Aloha Beer Co. Our Food
ロゴグッズ

Tシャツやタンクトップ、帽子、グラウラーなど、アロハのパイナップルロゴの入ったグッズも豊富。
パイナップルのデザインがおしゃれで、お土産にも喜ばれそうです。
ワイキキ方面(シェラトン・ワイキキ)からアロハへの行き方
「uber」手軽に自由に
uberXなら13~20ドル程度(時間帯によって価格は変動)
アプリを使えば行きも帰りも簡単に車を手配できます。利便性重視なあなたにおすすめ。
カカアコエリアの夜は安全とは言えない場合があるので、安全性重視のあなたにもおすすめ。
「タクシー」定番の移動方法
ハワイでは流しのタクシーはまず捕まりません。ホテル宿泊ならフロントで呼んでもらいましょう。
ワイキキ横丁のある「ワイキキショッピング・プラザ」のシーサイド通り沿いにある待機スペースで、タクシーを捕まえることができます。
自分でタクシーを呼ぶ場合は日本語で電話予約ができるチャーリーズ・タクシーもおすすめ。
参考サイト(日本語)Charley’s Taxi
「The Bus」交通費を節約
ハワイがほこる公共交通機関。渋滞がなければ、シェラトン・ワイキキからなら片道約30分。
ワイキキからアロハへの行き方
クヒオ通りのバス停「Kuhio Ave + Seaside Ave」でNo.13に乗車。
カピオラニ大通りの「Kapiolani Bl + Cooke St」で下車後、歩いて5分ほど。
片道利用で2.75ドル。価格重視なあなたに一番おすすめの方法です。
※帰りは安全なuberかチャーリーズ・タクシーを利用しましょう。
「BIKI」カロリーを消費したければ
自転車のシェアリング・サービス。5分~30分以内のレンタル料は3.75ドル。
シェラトン・ワイキキからは徒歩+BIKIで20〜30分ほど。
ワイキキからアロハへの行き方
まずはビーチウォーク通り沿い、ハードロック・カフェすぐ近くのBIKIストップ「316 Waikiki-Beachwalk & Kalakaua」で自転車をピックアップ。
カカアコのクック通りとカワイアハオ通りの交差点にあるBIKIストップ「208 Kak/Alamo-Cooke and Kawaiahao」に自転車を返却後、歩いて2分ほど。
車と同じで飲酒運転はおすすめしません。アルコールの血中濃度によっては捕まります。理由は以下ブログにまとめました。
帰りはUberかチャーリーズ・タクシーがおすすめ。
参考サイト(日本語)BIKI
営業時間と定休日
基本、日曜定休です。
ランチ時は営業していません。
月~土:16〜23時
まとめ

いかがでしたか?
カカアコに再オープンした「アロハ・ビア・カンパニー」
まとめるとこんな感じ。
- クラフトビールは基本10+α
- カクテルも飲めます
- 副原料に凝りすぎず、モルトの味を丁寧に生かしたビールを作る印象
- ビールは全体的にスッキリと飲みやすくハワイの気候にぴったり
- 日本で飲み慣れたラガースタイルのビールも豊富
- ハーフパイントがあるので、ちょうどいいサイズで色々楽しめます
- 飲み足りなければグラウラーでフレッシュな生ビールをお持ち帰り
- ビーフステーキやミートボールなどの食事も絶品
- おしゃれなロゴグッズも充実。お土産に喜ばれること間違いなし
- 利便性と安全性を重視するならuberかチャーリーズ・タクシー
- 価格重視ならザ・バス(13番)での移動がおすすめ。ただし行きだけ
- 営業は16時から。ランチ時は営業していないので注意

旧ホノルル・ブルーイング&モルティング・カンパニー
アロハから2ブロックほど離れた場所にあるレンガ造りのビル。
ここはハワイでビールを語る上で欠かせない歴史的な建造物。プリモビールを生み出したブルワリーがあった場所です。
良くみるとHonolulu Brewing and Malting Companyの看板が残っています。カカアコは今も昔もクラフトビールが熱い街。