ハワイでビール|飲む前に知るべき10のルールとマナー

ポイント・パニック・ペールエール ビールを知る

ハワイ感たっぷりのフルーティーなビール。新鮮なホップやローカル食材をたっぷり使ったビール。じっくりと樽で熟成した濃厚なビールなど。

ブルワー(ビール醸造家)が造ったこだわりのクラフトビール、ハワイでもたくさん飲めます。

定番のコナビール、オアフ島クラフトビールシーンの火付け役ホノルル・ビアワークス。何度も通いたくなるブルワリーもたくさん。

でも、クラフトビールを楽しむ時はちょっとした注意が必要です。そんな注意を10個のルールとマナーとして整理しました。

サクッと知りたければ目次だけでOK。最後まで読むと詳細を知ることができます。

21歳以上ならOK

日本で飲酒は20歳から。一方、ハワイ(アメリカ)は21歳から20歳以下の飲酒は法律で禁止。ご注意を。

ABCストアなどのコンビニ、セーフウェイなどのスーパーでも買えません。21歳以上の友達や家族が買ったビールをハワイ滞在中に飲むのもNG。

ID(身分証明書)としてパスポート原本が有効

パスポート_イメージ

ブルワリーやバーに入るとき、ビールを注文するとき、コンビニやスーパーでビールを買うときなど、写真付きIDの提示を求められることがあります。

旅行中や短期滞在中の場合、パスポート(原本)がIDとして有効コピーは不可。 長期滞在中あるいは在住の場合、ハワイ州あるいは他の州の運転免許証でOK。

どんなに見た目が21歳以上でもID提示が必要な場合あり

あなたの見た目が明らかに21歳以上でも、ID提示を求められる場合が多々あり

基本、日本人は幼く見られるようです。本当に年齢が分からないことも多いのでしょう。ただ、どうもそれだけではなさそうです。


(例1)60代後半の両親がワイキキのレストランでビールを注文した際、ID提示を求められました。親父は苦笑、お袋は笑顔(若く見られたのかもという嬉しさから)

スタッフが年齢を迷ったとは思えません。レストランの方針として、アルコールを注文する人のIDは必ず確認する必要があったのかも。


(例2)ワイキキのコンビニでビールを買おうとした年配の夫婦(おそらく旅行者)が、レジでIDを提示できず購入を断られる風景を何度か見かけました。


(例3)リカーストアでビールを買おうとレジで運転免許証(ハワイ州発行)を提示したところ、店員さんがレジに誕生日を入力してました。

お店のシステムとして、アルコールを購入する人の年齢情報が必要だったのでしょう。


アルコール販売にはリカー・ライセンスが必要です。

アルコールの売り上げはお店にとっては大きな収入源。苦労して取得したライセンスを違反して没収されたら大ダメージ。そんなことを考えると厳しいのも納得です。

お気に入りのレストランやバーでビールを飲めなくなったら楽しさも半減ビールを買えるお店が少なくなったら不便です。

あたなのためにもお店のためにも、IDを持ち歩くことをおすすめします。でもIDは無くさないようにね。

日本の運転免許証はIDとしてはダメ

免許書のイメージ

残念ながら日本の運転免許証はダメ。最初はハワイ(アメリカ)の運転免許証以外はダメなのかと思いました。でもどうやら違いました。なぜなら台湾の運転免許証はOKだったから。

おそらくポイントは英語で情報が記載されているかどうか。日本の運転免許証に英語記載があれば、IDとして認めてもらえるのかも。

(2019年9月追記)Safewayで国際運転免許証を提示したらビール買えたよ!という情報をいただきました。情報感謝です!どこでも通用するかどうかは不明ですが、国際運転免許証でも大丈夫なケースがあるようです。

ビールを買えるのは朝6時~夜12時まで

ハワイでお酒を買えない時間

夜12 時過ぎ、セーフウェイにビールを買いに行ったことがあります(画像はロングスのビールコーナー)

ビール売り場の照明が消えていることを不思議に思いつつビール片手にレジへ。「お酒は売れないよ」の一言にがっかりした経験があります。

日本のように缶ビールを買える自動販売機はハワイにはありません。

夜12時〜翌朝6時まではお酒は買えません。それ以前に安全上の理由から遅い時間帯の外出はおすすめしません。ビールは明るいうちに買いましょう。

ビーチや公園など公共のエリア、車やザ・バスの中では飲めません

× ハワイと言えばビーチ。南国の日差しを浴びながらビーチで飲むビールは最高!
× カピオラニ公園でダイヤモンドヘッドを見ながら飲むビールは最高!
× ドライバーには悪いけど景色を眺めながら助手席で飲むビールは最高!

残念ながら全て法律でNGです。公共の道路や歩道、車やザ・バスの中での飲酒もNG

たまに「紙袋に包んだり、コップに入れ替えて隠せば飲めるよ!」的な情報をWEBで見かけますが、それも基本NG。

南国の陽気のもとでビールを楽しみたければ、例えばビーチサイドのバーやレストランがおすすめ。シチュエーションが良くて最高!

スター・オブ・ホノルル号など、クルーズ船で楽しむビールもいいですね。


また、こんな日本人観光客の方を見かけたことがあります。

× アラモアナセンターのフードコートでランチプレートを食べながら缶ビールを飲む
× ホールフーズ(カイルア店)レジ横のイートスペースで缶ビールを飲む

もちろんこれもNG!食事スペース=ビールを飲めるスペースとは限りません。どうぞご注意ください!

飲酒後の運転(自転車含む)は基本おすすめしません

ハワイでは、アルコールの血中濃度が0.08%以上で違法な飲酒運転とみなされます。日本は0.03%以上で違法。ハワイは日本より基準がゆるいようです。

体質、体調、体重、飲んでからの経過時間にもよりますが、アルコール度数によっては缶ビール1本、パイントグラス1杯飲んでも0.08%を超えない場合があります。

血中濃度の調べ方はこちらもご参考に。

アロハビール

血中アルコール濃度から「ほろ酔い」を知る方法

ただし罰則は厳しめ。たとえば初犯は以下の通り。

  1. 14時間の薬物乱用プログラム(講習およびカウンセリング)の受講
  2. 1年間の運転免許証と運転許可の失効。指定期間中のエンジン始動を制限するイグニッション・インターロック・システムの設置
  3. 次の3つのいずれか。①72時間のコミュニティー・サービス(いわゆる社会奉仕活動)、②2~5日の留置所での拘束、③150~1000ドルの罰金
  4. Neurotrauma Special Fundへの寄付25 ドル
  5. 裁判所の指示があった場合はTrauma System Special Fundへの寄付25 ドル

参考サイト(英語)ハワイ州法 Part Ⅳ. Prohibited Conduct §291E-61  Operating a vehicle under the influence of an intoxicant.

在住者でもきつい内容です。旅行中や短期滞在中の場合はさらにしんどい。罰則以前に事故ったらドライバーも周りの人も不幸になります。飲酒運転はおすすめしません。

飲んだらuberやCharley’s Taxiを利用するか、家族に迎えに来てもらいましょう。

蓋が開いた状態のビールは車中に置いちゃダメ

ホノルルビアワークスのホップアイランドIPA

飲みかけのビールを座席付近に置くのは法律違反。そんな人はあまりいないと思いますが、仮に車でビールを運ぶ際はトランクに入れましょう。

グラウラー(ビールの詰め替え容器)で生のクラフトビールを持ち帰る場合、例え飲んでいない状態でもトランクに入れておくのが無難です。

グラウラー(クラフトビールの詰め替え用容器)

【グラウラー】ハワイのクラフトビールを生で持ち帰る1つ目の方法

スタッキング(同時に2杯以上を注文)禁止は過去の話

同時に2杯以上のアルコールを注文することをスタッキング(Stacking)と言います。ハワイ州では少し前まで禁止されていましたが、この法律は2017年4月で撤廃されてます

Rule §3-84-78.52 – “Stacking of Drinks” has been repealed. Employees of liquor establishments should focus on serving their customers responsibly. Although there is no serving limits as to the amount of liquor a customer may have at a given time, it’s important for licensees to continue to train staff to always be vigilant in the prevention of over service to customers.
Liquor Commission Fourth Quarter 2017 Honolulu Liquor Commissionより引用

2018年3月発行の「RULES OF THE LIQUOR COMMISSION」は、スタッキングについて触れてません。

今は2杯以上のビールを同時に注文しても法的にOK。ただし「ビールをサーブする側、つまりお店のスタッフが責任を持って対応をしなければならない」ようなのでスタッフさんがNOと言ったら法律うんぬん以前にNGです。

でも1杯ずつクラフトビールを楽しんだ方がじっくり美味しく味わえます。

素晴らしきBYOB(Bring Your Own Beverage)

ビールを置いてないレストランもあります。そんなレストランがBYOBだったら逆にチャンス

BYOBとは「Bring Your Own Beverage」の略。飲みたいものがあったら持参してねということ。すなわち好きなビールを持ち込めます。

「えっ、めんどい」と思われるかもしれません。持ち込み料がかかる場合だってあります。でもレストランで注文するより圧倒的に経済的

飲みたかったハワイ産の瓶ビール&缶ビールを、スーパーでお得に買うも良し。

アラモアナのターゲットのコナビール売り場

【2019年版】調べてみた!「コナビール」が豊富で安いアラモアナ周辺のスーパー

ハワイの缶ビール(レインボー)

ハワイの缶ビール&瓶ビール|オアフで見つけた67種をご紹介(2019年9月)

ブルワリーで買ったクラウラーを持ち込むのもおすすめ。

【クラウラー】ハワイのクラフトビールを生で持ち帰る2つ目の方法

まとめ

アロハビアカンパニーのギミーブラックピルス

いかがでしたか?ハワイでビールを飲む前に知るべきルールとマナーは以下の10個です。

  1. 21歳以上ならOK
  2. IDとしてパスポートの原本が有効
  3. どんなに見た目が21歳でもID提示が必要な場合あり
  4. 日本の運転免許証はIDとしてはダメ(国際運転免許書はOKかも)
  5. ビールを買えるのは朝6時~夜12時まで
  6. ビーチや公園など公共のエリア、車やザ・バスの中では飲めません
  7. 飲酒運転は基本おすすめしません
  8. 蓋が開いた状態のビールは車中に置いちゃダメ
  9. スタッキング(同時に2杯以上を注文)禁止は過去の話
  10. 素晴らしきBYOB(Bring Your Own Beverage)

参考サイト(英語) Liquor Laws and Rules, §281-78 Prohibitions

お酒に飲まれないように注意しつつ、ハワイのクラフトビールを楽しんでください!