ローカルや多くの旅行者が訪れるウォールアート。レストランやバー、クラフトビールのテイスティングショップなど魅力的なショップが集まる複合施設SALT at Our Kakako(ソルト)
いたるところにミューラル(ウォールアート)が描かれたアートな街「カカアコ」は、今オアフで最も注目を浴びているエリア。
そんなカカアコにある大人気ブルワリーの「ホノルル・ビアワークス」
2017年9月に待望の缶ビール&瓶ビールを発売開始。飲みくらべた感想をもとに、味の特徴を紹介します。
…と、その前にホノルル・ビアワークスのおさらい!
ホノルル・ビアワークスとは?
「アロハ・ビール・カンパニー」や「ワイキキ・ブルーイング・カンパニー」に先がけて2014年4月にオープン。オアフのクラフトビールシーンを牽引するブルワリーです。
倉庫を改装したブルワリーの雰囲気も最高。建物そのものが絵になります。スタッフ達はとてもフレンドリーで笑顔が最高。日本語メニュー(内容は少し古い)があるのも嬉しいポイント。
参考サイト(英語)Honolulu Beerworks
ホノルル・ビアワークスの「缶ビール12種」と「瓶ビール7種」
「 * 」は、2019年10月12日時点での現行ラインアップ。
定番の缶ビール
主に生き物をモチーフとしたアーティスティックなラベル。
- *ケワロズ・クリームエール
- *ホップ・アイランドIPA
- *ココヴァイツェン
- *ピア・マヒアイ・ハニー・シトラス・セゾン
季節限定の缶ビール
2019年9月時点での季節限定ビールは以下8種。
- サーフ・セッションIPA
- *プッシー・グラブス・バック(エクストラ・ペール・エール)
- *エル・グアッポ(ゴールデンエール)
- *タップ・ディス・ペールエール
- パリ・ピルス(ピルスナー)
- ライジングホープIPA
- サンシャイン・ウィットヘイズ(ヴィット)
- *グリーン・ストーン
それぞれ100〜220本しか販売されない超限定の瓶ビール
販売数&期間がとっても限られています。1本20ドル前後と決して安くはないけど、出会えたらラッキー!
- アウター・リーフ・インペリアル・ライ
- ユニコーン・ジュース(ラズベリー・セゾン)
- ターミナス・サターン(樽熟成ロシアン・インペリアル・スタウト)
- スーパー・ビースト(ベルギースタイル・クアッド・エール)
- 樽熟成ホット・スコッチ(スコッチ・エール)
- フラジーレイ(エスプレッソ・ミルクスタウト)
- 5周年アニバーサリーエール(バーレーワイン)
- *DJスパークルズ(ブロッドオレンジ・グリッター・セゾン)
「ABV」と「IBU」:ビールの特徴を表す二つの単語
ABV(Alcohol by Volume)
いわゆるアルコール度数。%で表示します。数値が高いほど、あっという間に酔います。参考として、スーパードライ、一番絞り、モルツやエビスは 5%。よなよなエールは5.5%でちょっと高め。
IBU:International Bitter Unit
ホップ由来の苦味をあらわす単位です。数値が高いほど苦く感じるはずですが、必ずしも実際に感じる苦さとは一致しません。しっかり苦いIBUゼロのビールがあれば、IBU80でも苦味を強く感じないビールもあります。
参考として、スーパードライは16、一番絞りとモルツは21、エビスは25。よなよなエールは41。
「飲んでみた!」ホノルルビールの缶ビール11種の感想
*ケワロズ・クリームエール(ABV 5.25%、IBU 20)
定番ビール。
泡立ちが良くてキレのある飲み口。ゴクゴク飲めます。それでいて、穀物の味をしっかりと感じるモルティーなビールです。
*ハイ・パ/ホップ・アイランドIPA(ABV 7.2%、IBU 80)
定番ビール。
シトラスのようなホップの香りが心地よく、甘くて苦い濃厚なIPA。サラッと飲めるビールより、濃いビールが好きなあなたにおすすめ。味わって飲むビールかな。
*ココヴァイツェン(ABV 5.5%、IBU 14)
定番ビール。
コナビールの「ココ・ブラウン」、マウイビールの「ココナッツ・ヒヴァ・ポーター」もココナッツが副原料。これらの濃厚ビールとは対照的にライトで飲みやすい小麦ビール。
フワッとしたココナッツの香りと甘み。ほどよい酸味で口当たりもいいです。
*ピア・マヒアイ・ハニー・シトラス・セゾン(ABV 5.6%、IBU 24)
定番ビール。
名前の通り、蜂蜜&シトラス風味のセゾン。
缶ビールになってもフルーティーさと飲みやすさは健在。酸味があってコクがあるタイプ。
サーフ・セッションIPA(ABV 4.5%、IBU 0)
季節限定ビール。2018年2月24日に発売。写真は初回限定のメタリックなデザイン。
IPAならではのシトラス系の香り。とってもジューシーで飲み口もまろやか。IBUゼロでもしっかり苦味を感じる不思議な感覚。ごくごく飲める系のIPA。
*プッシー・グラブス・バック (ABV 6%)
季節限定ビール。2018年3 月10日に発売。国際女性デー記念にビアワークス+αの女性達が醸造。
鼻に抜けるホップの香りが心地よく、 モルトの甘味と苦味のバランスがとれたエクストラ・ペールエール。
*エル・グアポ (ABV 5.8%、IBU 25)
季節限定ビール。2018年5月5日のシンコ・デ・マヨを記念して発売。2019年5月に再登場。
アガヴェとライムとパクチーが副原料のゴールデンエール。とってもパクチーです。
*タップ・ディス・ペールエール(ABV 5.5%、IBU 25)
季節限定ビール。2018年7月と2019年7月に発売。画像は2019年バージョン。タトゥーアーティストがデザインしたラベルが素敵すぎ。
汗ダクダクなあっつい日にピッタリ。飲みやすくほろ苦いペールエール。
パリ・ピルス (ABV 5.5%、IBU 30)
季節限定ビール。2018年8月に発売。
見た目のクリアさに反して味わいが豊か。苦すぎず、甘味とモルティーさのバランスがグッド。味わって楽しむピルスナー。
ライジングホープIPA (ABV 5.8%、IBU 0)
季節限定ビール。2018年9月に発売した小児がん財団とのコラボビール。収益は小児がんの研究費として寄付されるとのこと。
ホッピーさは控えめ。キンキンに冷やしてごくごくと飲む爽快なセッションIPA。
サンシャイン・ウィットヘイズ (ABV 4.8%、IBU 25)
季節限定ビール。2018年11月に発売。
パイナップルやコリアンダー、ノースショアのグレープフルーツが副原料。小麦感の強いヴィット(白ビール)。
グリーン・ストーン (ABV 6.2%、IBU 53)
季節限定ビール。2019年8月に発売。ニュージーランドのホップを使ったIPA。
香りがとってもホッピー。苦味は控えめ、コクのある味わいで濃厚。相方曰く高菜の味とか…
「超限定」運がよければ出会えるかもな瓶ビール
ユニコーン・ジュース(ABV 5.5%、IBU 15)
2017年10月、100本のみ限定販売。
リリース翌日には完売。やわらかなラズベリーの香りと酸味。サラッとの飲める美味いセゾンです。ワックスの壁に阻まれ、栓を抜くまで約10分かかりました…
アウター・リーフ・インペリアル・ライ(ABV 8.5%、IBU 80)
2017年9月、220本のみ限定販売。
ライ・ウイスキーの樽で熟成。オープン4周年記念に、期限限定で生ビールがタップされてました。
これでもか!ってくらい、穀物をギュッと濃縮したような超モルティーなビール。甘く、尖ったアルコール感も刺激的。
ターミナス・サターン(ABV 8.5%、IBU 35)
2018年3月、200本のみ限定販売。
2017年9月、土星の大気圏に突入して探査機としての役目を終えた「カッシーニ」。それを記念して作られたロシアン・インペリアル・スタウト。
これを、さらにヘブンヒルのバーボンウイスキー樽で熟成させたもの。スモーキーで甘すぎず、味に深みあり。
スーパー・ビースト(ABV 11.4%)
2018年4月、150本のみ限定販売。
ブルワリーのオープン4周年記念にリリースされた、ベルギースタイルのクアッド・エール。ただただ濃厚。甘くてアルコールが最後にがつんとくる感じ。ゆっくりじっくり楽しんで飲むビール。
樽熟成ホット・スコッチ(ABV 7.5%)
2018年6月に限定販売。唐辛子4種を1年間熟成して造ったホットソースの樽で熟成させたスコッチエール。
香りも味も強烈。一口目を飲んだ直後はコレはないなと思ったけど、飲み続けると刺激的な辛さがくせになる、そんな不思議なビールです。
フラジーレイ(ABV 7%)
2017年に200本限定で販売されたホリデーシーズン用ビールが、2018年11月に限定復活。
シナモンスパイスとコーヒー感が濃厚なエスプレッソ・バニラ・スタウト。スニフターやワイングラスでチビチビと楽しむビール。
5周年アニバーサリーエール(ABV 10%)
2019年4月に販売されたバーレーワイン。超甘濃厚です。
DJスパークルズ(ABV 5.6%、IBU 25)
2019年10月、LGBTQ支援イベントのアロハプライド・ストリートフェスティバル用に150本のみ限定発売。
苦味はひかえめでとってもフルーティー。コクのあるブロッドオレンジ・フリッター・セゾン。色が鮮やか。
「まとめ」どのビールがおすすめ?
缶ビール編
- キレのあるビールをゴクゴク飲みたいなら「*ケワロズ・クリームエール」
- ホップの香りと濃厚な甘苦さを楽しみたいなら「*ホップ・アイランドIPA」
- 軽めの南国フレーバーを試したいなら「*ココヴァイツェン」
- フルーティーさを求めるなら「*ピア・マヒアイ・ハニー・シトラス・セゾン」
- ホッピー&ジューシーで飲みやすいビールなら「サーフ・セッションIPA」
- モルトの甘みと苦味のバランスが好みなら「*プッシー・グラブス・バック」
- 飲みやすくほろ苦いペールエールを求めるなら「*タップ・ディス・ペールエール」
- パクチー狂なら断然「*エル・グアポ」
- 味わい深いピルスナーが良ければ「パリ・ピルス」
- 小児がんの研究に貢献したければ「ライジングホープIPA」
- スッキリとした白ビールなら「サンシャイン・ウィットヘイズ 」
- 高菜好きなら「*グリーン・ストーン」
瓶ビール編
- やわらかなラズベリーの酸味のセゾンが良ければ「ユニコーン・ジュース」
- ギュッと濃縮したモルティーさを求めるなら「アウター・リーフ・インペリアル・ライ」
- スモーキーで重厚なスタウトなら「ターミナス・サターン」
- 甘くて深みのあるベルギースタイルが好きなら「スーパー・ビースト」
- びっくりするぐらい刺激的なビールを試したければ「樽熟成ホット・スコッチ」
- シナモン&コーヒー感がたっぷりなホリデービールなら「フラジーレイ」
- 超甘濃厚なビールをちびちび飲みたければ「5周年アニバーサリーエール」
- フルーティーでジューシーなセゾンを飲んでみたければ「*DJスパークルズ」
まだ日本では販売されていない(と思う)ホノルル・ビアワークスの缶ビール。ウォールアートのようなラベルデザインもオススメ。
超限定の瓶ビールに出会えたら、これまたラッキーです!
ホノルル・ビアワークスの最新情報を知るには、インスタ(@honolulubeer)が便利です。こまめにチェックすると限定ビールのリリース情報が丸わかり!
ホノルル・ビアワークスの缶ビールのラベルをぐるぐる眺めたければ以下ブログもどうぞ。