2019年4月にオープン5年目を迎えた「ホノルル・ビアワークス」
創始者は Geoffrey Seidemanさん。KCC(カピオラニ・コミュニティー・カレッジ)料理学校を卒業し、ハレクラニのキッチンで働き、以前「アロハ・ビール・カンパニー」でアシスタント・ブリューマスターを勤めるなど、料理業界での経験がとっても豊かな方。
古い倉庫をクラフトビール専門のブルーパブへとリニューアルする手法は、クラフトビールづくりが盛んなオレゴン州ポートランドのスタイルをモデルにしたそうです。
参考サイト(英語)FROLIC HAWAII
Coming soon: Honolulu Beerworks
ブルーパブ設立時の様子は以下のブログに詳細レポートがあります。最初は緑色だったんですね。
参考サイト(英語)BEERINHAWAII
Step by Step –Honolulu Beerworks Gets Closer to Opening
Honolulu Beerworks is Brewing!
オープンエアーのブルーパブには、小振りながらビアガーデンがあります。雰囲気も最高。ゆっくりビールを飲んでいると、なんかこう、落ち着きます。
ハワイの気候にあった定番ビールはもちろん、ローカルの食材をふんだんに使ったビール、樽で熟成した濃厚ビール、ベルギースタイルのセゾンビール、新鮮なホップを使ったビール、IBUゼロのIPAなど、クラフトビールの種類は豊富。ローカルにも観光客にも大人気。
ハワイのクラフトビールの定番とも言えるでしょう。そんな「ホノルル・ビアワークス」をご紹介!
クラフトビールのラインナップ
定番ビール
ピア・マヒアイ・ハニー・シトラス・セゾン(ABV 5.6%、IBU 24)
ローカル産のオレンジ、タンジェリン、レモン、ライム、レモングラス。ハワイ島産の濃厚なハチミツと柑橘類の酸味とのバランスが爽やか。味に深みがありつつも飲みやすい。
マカキロ・ブラウン・エール(ABV6.5%、IBU36)
モルトの風味が濃厚。ほどよい苦み。キレがよくて飲みごたえのあるビール。
HI-PA / ホップ・アイランドIPA(ABV 7.2%、IBU 80)
シトラスのようなホップの香りが心地よく、甘くて苦い濃厚なIPA。味わって飲むビール。
ケワロズ・クリームエール(ABV 5.25%、IBU 20)
泡立ちが良くてキレのある飲み口。ゴクゴク飲めます。それでいて穀物の味をしっかりと感じるモルティーなビール。
ココヴァイツェン(ABV 5.5%、IBU 14)
ココナッツを副原料に使った軽めで飲みやすい小麦ビール。フワッとしたココナッツの香りと甘み。ほどよい酸味で口当たりよし。
ポイント・パニック・ペール・エール(ABV5.9%, IBU36)
香りは控えめで、飲み口がとってもスムース。やや甘めで飲みやすく、まろやかながらも苦味もしっかり感じるペールエールです。
サウス・ショア・スタウト(ABV 6.6%, IBU 52)
ほろ苦くモルティーながらも甘め。ナイトロVer.はクリーミーで口あたりも超なめらか。まるで大人のデザートのようなスタウト。
その他
- シェルタード・ベイIPA(ABV7.25%, IBU 70)
限定ビール
頻繁にリリースされます。今まで飲んだ中で、特に印象に残っているベスト3は以下。
マギー・ローズ・タトゥー(ABV 4.5%、IBU 20)
2017年4月&2018年4月リリースの「アイリッシュ・レッド・エール」
バラとモルトをミックスしたような、なんとも言えない不思議な香り。モルティーで苦味ひかえめ。
マンゴー・マン・ウィート(ABV 5.4%、IBU 14)
2017年8月にリリースした「ウィートビール」
フレッシュなマンゴーの香りとまろやかな味。舌触りがとってもスムース。マンゴー好きなら絶対好き。
ターミナス・サターン(ABV 8.5%、IBU 35)
2018年3月にリリースした「インペリアル・スタウト」
ヘブンヒルのバーボンウイスキー樽で熟成。スモーキーで味に深みがあって、甘みとのバランスも好み。美味いです。空腹時にはとっても危険。
今どんなビールを飲める?を調べる方法
公式WEBサイトには、ビールの種類はもちろん、使われているホップや副原料、テイストなどが事細かに書かれています。日本語での情報もありますが、季節限定ビール情報はやや古め。
参考サイト(英語)Honolulu Beerworks BEER ON TAP
参考サイト(日本語)Honolulu Beerworks 定番ビール
限定ビール、缶ビール、瓶ビールのリリース情報、ビアワークスのイベント情報など、最新情報をいち早く知りたければインスタ(@honolulubeer)が便利!
生ビールの値段
テイスター(フライト)
ちょっとずつ色々味わいたい人向け。4oz(118ml)で2〜3ドル位。
「ホノルル・ビアワークスは初めて!」とか「久しぶりに来た!」という場合におすすめ。
パイント
がっつりゴクゴク飲みたい人向け。16oz(473ml)で6.75ドルから。
2杯も飲めば、お腹いっぱいになるサイズ。まずはテイスターで色々試して、好みのビールを見つけたら、パイントでしっかり飲むのがいいかも。
スニフター
樽熟成などの濃厚ビールをじっくり楽しみたい人向け。12oz(355ml)で8〜10ドル前後と価格はちょっと高めですが、手間暇かけて造られたフルボティーなビールに大満足するはず。
グラウラー(詰め替え用の容器)
フレッシュな生ビールを持ち帰りたい人向き。64oz(1893ml)サイズは2種。スクリュートップが12ドル。フリップトップ(写真一番左のタイプ)が34ドル。32oz(946ml)サイズは10ドル。
64ozサイズに詰める生ビールは約16ドル、32ozだと約10ドル。
液体の容量oz(オンス)とml(ミリリットル)
ハワイ(アメリカ)では、液体の容量を示す単位はoz(オンス)が一般的。
日本人に馴染みのある単位「ml(ミリリットル)」に変換すると、以下の通り。
- テイスター 4oz = 118ml
- パイントグラス 16oz = 473ml
- スニフター 12oz = 355ml
- グラウラー 64oz = 1893ml
- グラウラー小 32oz = 946ml
- 缶ビール 12oz = 355ml
- 瓶ビール 22oz = 651ml
缶ビールと瓶ビール
「なかなかブルワリーに行けない」とか「お土産に持って帰りたい」というあなたには缶ビールもおすすめ。2018年4月時点で6種。12oz×6本セットで11~13ドル位。バラ売りで買える場所なら、1本で2.6~3ドル位。
販売数、期間、売っている場所は限られていますが、たまに超限定の瓶ビールも販売されます。基本22oz(651ml)。出会えたらラッキー!
缶ビールと瓶ビールの詳細は、以下のサイトにまとめました。興味があればこちらもどうぞ。
ビールとの相性がよい食事もオススメ
ビアワークスの魅力はビールのみにあらず。おつまみ系、サラダ系、サンドイッチ系、デザートなどの食事メニューも充実。詳細は以下サイト。日本語ページもありますが、ビールページ同様、情報はやや古め。
参考サイト(英語)Honolulu Beerworks – Lunch Menu Dinner Menu
個人的なおすすめは、午後4時半以降に出るメニューのひとつ 「ビアーメイド・マック&チーズ」
ポイント・パニック・ペールエールをつかったチーズソース。カリッカリのチーズとトロットロのマカロニチーズのコンビネーションは絶品です。ベジタブル増量やカルアピッグ入りなど、限定バージョンを楽しめることも。
ホノルル・ビアワークスへの行き方
「The Bus」交通費を節約
ハワイがほこる公共交通機関。
渋滞がなければ、ワイキキからNo.19、20、42で20~30分程度。
1日券で5.5ドル、片道利用で2.75ドル。価格重視なあなたに一番おすすめの方法。
参考サイト(英語)TheBus
「uber」自由にさくっと移動
シェラトン・ワイキキからuberXで10~13ドル程度(時間帯によって価格は変動)
アプリを使えば、行きも帰りも簡単に車を手配できます。利便性重視なあなたに、一番おすすめの方法。
「タクシー」定番の移動方法
ワイキキ横丁がある「ワイキキショッピング・プラザ」のシーサイド通り沿いには、タクシーの待機スペースがあります。ここもおすすめ(出払っていない場合もあり)
ホテル宿泊なら、フロントに呼んでもらいましょう。日本語で電話予約ができるチャーリーズ・タクシーもおすすめ。
参考サイト(日本語)Charley’s Taxi
「BIKI」飲む前にカロリーを消費
2017年からスタートした自転車のシェアリング・サービス。シェラトン・ワイキキ周辺からサクサク漕げば、だいたい30分位。5分~30分以内のレンタル料は3.75ドル。
※車と同じで飲酒運転は法律違反。復路は他の方法で帰りましょう。
参考サイト(日本語)BIKI
営業時間と定休日
基本、日曜定休です。それ以外は昼から夜まで。
- 月~木:11〜22時
- 金、土:11〜24時
ハッピーアワー
残念ながらありません。
でも、定番ラインナップなら、16oz(473ml)のパイントグラス一杯で6.75ドル。日本でクラフトビールを飲む感覚と比べると、かなりお得。
営業中ずっとハッピーアワーみたいなもんです。
まとめ
いかがでしたか?
オアフ島のクラフトビールシーンを牽引する「ホノルル・ビアワークス」
以下、まとめです。
- 定番ビールは基本8種。限定ビールも色々あります
- 樽熟成、ローカル産の食材や新鮮なホップを使ったビールなど、種類が豊富
- ビールとの相性がよい食事も最高 。個人的にはマック&チーズがおすすめ
- 好みのビールを探したければ、一度に6 種まで試せるテイスター(4oz)がおすすめ
- じっくり飲みたければパイントグラス(16oz)やスニフター(12oz)
- 持ち帰りたくなったら グラウラー(64oz、32oz)という手も
- 缶ビールもあるし、運がよければ超限定の瓶ビールに出会えるかも
- ビアワークスへの行き方は価格重視ならザ・バス、利便性重視ならuber
- 日曜は定休日。ご注意ください
- ハッピーアワーはありません。でも基本ハッピー価格
- 素敵なロゴが入ったグッズもたくさんあります。コレクションやお土産にどうぞ!